ベースの入力(コードトラック) [Cubaseの基本操作]
Cubaseで「コードトラック」を使用してベースを入力します。
事前準備
この記事は10. ギターの入力(コードトラック)の続編です。
1. ベーストラックを作成する
メニューの[プロジェクト][トラックを追加][インストゥルメント]を選択してインストゥルメントトラックを作成します。
トラック名を「ベース」に変更します。
次にベーストラックにベースの音源を割り当てます。今回は[HS SE Library][Bass][E.Bass][GM 034 Electric Bass(Finger)]を割り当てます。
2. コードをベーストラックへコピーする
ボイジング
コードトラックを選択してボイジングを「ピアノ」に変更します。
ベーストラックへコピーする
コードトラックのコードを全て選択します。そして、Altキーを押しながらベーストラックへ移動します。
ベースのイベントは出来ましたが、複数のイベントに分割されていますので、次節で1つのイベントに結合します。
複数のイベントを結合する
ツールバーの「のり」を選択します。
ベースイベントの上でマウスの左ボタンを「ちょんちょん」すると、イベントが結合されます。
3. ピアノの右手パートを削除する
今回はボイジングで「ピアノ」を選択しましたので「ピアノの右手と左手」でコードが構成されています。右手は中/高音、左手は低音です。ベースは左手の低音のみを使用します。
それでは、ベースイベントを選択します。次にメニューの[MIDI][キーエディタを開く]を選択します。
キーエディタが表示されますので、次図のように上3本を選択します。
キーボードのdeleteキーで削除します。
これで、ピアノの右手パートの削除は完了です。
このままではベース音として「つまらない」ので次章で音符をいじります。
4. 音符を分割する
ツールバーのスナップを「オン」にして、クオンタイズプリセットを「1/8」にします。
次にツールバーの「分割」を選択します。
3小節と4小節にある音符の上でマウスの左で「ちょんちょん」します。
※3小節と4小節にある7本のグリッド線に沿ってクリックを行います。
1/8に分割されましたね。これで、ベーストラックの入力が完了です。
5. 再生
再生はトランスポートパネルで行いますが、コードトラックは次図のように「m」でミュートしてください。
※ベースのみを聴きたい場合はベース以外を「m」にします。