乱視用コンタクトは夕方に眼が乾く、疲れる[酸素が原因?]
2006年ぐらいから2週間使い捨てタイプの「乱視用コンタクトレンズ」を継続利用している方は、「メダリスト66トーリック」などの非シリコンのコンタクトレンズを使用している方が多いと思います。
その方達の眼の悩みといえば、コンタクトを長時間つけると眼にはりつく、夕方になると乾燥する、眼が疲れるなど眼の悩みが多いです。
2008年頃から登場した「シリコン」タイプで裸眼時の98%から99%の酸素が透るコンタクトレンズに変更するとその悩みが解決する可能性があります。
酸素透過率(DK/L値)と含水率
コンタクトレンズの酸素透過率は目に酸素を通す指数となります。この数字が大きいほど酸素を通します。
含水率(がんすいりつ)はコンタクトレンズに水分がどれだけ含んでいるかを表す値です。含水率が高いと柔らかく乾燥に弱い、含水率が低いと硬くなり、乾燥に強くなります。
次に紹介するのは2週間使い捨ての乱視用コンタクトの一覧です。
[非シリコン]
種類 | 酸素 透過率 | 含水率 | 薄さ | サイズ |
---|---|---|---|---|
i.Q.14トーリック | 21.8 | 55% | 0.09mm | 14.4mm |
メダリスト66トーリック | 16.4 | 66% | 0.20mm | 14.5mm |
フォーカス2ウィーク | 16 | 55% | 0.10mm | 14.0mm |
※「i.Q.14トーリック」は2015年3月末にメーカーの販売終了。
※「フォーカス2ウィーク」は2014年12月末にメーカーの販売終了。
[シリコン]
種類 | 酸素 透過率 | 含水率 | 薄さ | サイズ |
---|---|---|---|---|
2WEEKメニコン プレミオ トーリック | 161 | 40% | 0.08mm | 14.0mm |
バイオフィニティ トーリック (ロートモイストアイ) | 160 | 48% | 0.08mm | 14.0mm |
アキュビューオアシス 乱視用 | 129 | 38% | 0.08mm | 14.5mm |
エアオプティクス 乱視用 | 108 | 33% | 0.10mm | 14.5mm |
メダリスト フレッシュフィット コンフォートモイスト 乱視用 | 91 | 36% | 0.10mm | 14.5mm |
※これらのシリコンタイプは裸眼時の98%以上の酸素が透ります。
非シリコンからシリコンへ変更する
非シリコンのコンタクトレンズからシリコンタイプのコンタクトレンズへ変更する場合の問題点としては、シリコンタイプはわずかに「硬め」です。また、シリコンのアレルギーをお持ちの方は装着することはできません。
「硬め」といってもわずかですが、それでも気になる方は含水率が高いレンズにすると柔らかくなります。
お薦めするシリコンタイプのコンタクト
メジャーなレンズ、ネットでの購入のしやすさ、ネットでの評判を元に私の独断でランキングにしました。
順位 | 種類 | 平均価格(2箱) | 備考 |
---|---|---|---|
1位 | 2WEEKメニコン プレミオ トーリック | 4900円 | 国産 |
2位 | エアオプティクス 乱視用 | 4600円 | |
3位 | アキュビューオアシス 乱視用 | 4600円 |
※バイオフィニティ トーリック(ロートモイストアイ)はネットで入手が難しいようです。
コンタクトの度数
コンタクトレンズの度数はどのメーカーでも同じです。
ただ、シリコンタイプはメーカーによって非シリコンに比べて見えにくい場合があります。その場合は度数を少し強くします。
私は「66トーリック」から「プレミオ トーリック」にしましたが、見え方に問題はありませんでした。変更した点は乱視軸(AX)を左目(10から180)、右目(170から180)のみです。PWR(SPH)、CYLは同じままです。
「66トーリック」と全く同じ「乱視軸(AX)」にしたい場合は「メダリスト フレッシュフィット コンフォートモイスト」も検討対象になると思います。
注意点
乱視用コンタクトレンズはコンタクトの装着方法に裏表だけではなんく、上下がある場合がありますので必ず取り扱い説明書をご確認の上、ご使用してください。
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参考リンク
エースコンタクトの解説
アイシティの解説
ソフトコンタクトレンズ酸素透過率ランキング
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