モジュールとパッケージ [Python]
モジュール(ファイル)には「関数やクラスを定義」します。パッケージは「複数のモジュールを1つ」にまとめたものです。
この記事はWindowsでJupyter Notebookを使用している際の手法です。他の環境の場合は適宜、読み替えてください。
モジュールの作成と使用方法
テキストエディタに次のコードをコピペしてcalc.pyとして保存します。
[calc.py] ※文字コードはUTF8。
class Calc: def __init__(self, a, b): self.a = a self.b = b def run(self): return self.a + self.b
そのファイルをC:\Users\ユーザー名\に移動します。 このフォルダはWindowsでのJupyter NotebookのHomeフォルダです。
次にJupyter NotebookでHomeフォルダにある「Untitled.ipynb」を開き次のコードを実行します。(---以下は実行結果)
[Untitled.ipynb]
import calc obj = calc.Calc(1, 2) obj.run() --- 3
これで、モジュールの作成と使用方法は完了です。
※Jupyter Notebookで実行する場合はcalc.pyとUntitled.ipynbが同じフォルダにある必要があります。Untitled.ipynbがHomeにない場合は[New][Python3]で作成してください。
パッケージの作成と使用方法
パッケージの実体はフォルダです。パッケージは複数のモジュールをフォルダでまとめるだけです。
C:\Users\ユーザー名\に「papy」フォルダを作成して、さきほどのcalc.pyを移動します。
C:\Users\ユーザー名\papy\calc.py |
後は、次のように呼び出します。
[Untitled.ipynb] パターン1
import papy.calc obj = papy.calc.Calc(1, 2) obj.run() --- 3
[Untitled.ipynb] パターン2
from papy import calc obj = calc.Calc(1, 2) obj.run() --- 3
※ちなみに、testというパッケージ名は使用できないようです。